ガブリアスの紹介してみた

ドラゴン×じめん」複合タイプを持つ600族ポケモン。

 攻撃をはじめ全ての種族値が高水準で、高速・高火力アタッカーでありながら耐久力も併せ持つという非常にハイスペックなポケモンである。
無駄のない種族値配分、強力かつ補完に優れる一致技の性能ゆえ、初登場以降あらゆる世代・場面で活躍してきたスタンダードの代表格。
第七世代においては直接的な弱体化こそ受けていないものの、下記のように間接的にマイナスとなる要素が多い。
素早さインフレ
メガシンカの初速変更・サイコフィールド登場による先制技の弱体化などを受け、環境に求められる素早さの水準が上昇。
100族付近の激戦区を抜けることが価値の一つであったがそれ以上の素早さをマークされることが増え、結果的にS102という数値の優位性が低下した。
フェアリータイプの増加・ドラゴンタイプの相対的弱体化
第六世代では希少だったフェアリーが増加し、強みのげきりんが非常に撃ちにくくなった。
加えてドラゴン技半減のミストフィールドを自動展開するカプ・レヒレも登場し、ドラゴン技の価値自体が低下。
ドラゴン技による突破力が他のじめん枠に対する優位点だっただけに、その旨味が薄まったのは非常に痛い。
総じてドラゴンタイプが足を引っ張ることが増えており、過去世代に比べると絶対的なトップメタとは呼べなくなっているのが実情。
とりわけじめん枠として立場の似た霊獣ランドロスに席を奪われるシーンが目立つようになっており、使用率の低下が目立っている。
とはいえ依然としてスペックの高さは揺るぎなく、後出しの安定するポケモンは限られる。
フェアリーの増加にともなって需要が増したどくはがね、はがね対策のほのおはガブリアスの役割対象であり、マイナスばかりの環境推移ではない。
特にS100以上かつほのおに耐性を持つため現環境のトップメタの一角であるリザードンに無理なく睨みを利かせられるのはランドロスにはない長所となる。
新要素であるZワザとの相性も非常によく、メインウェポンのデメリット解消やサブウェポンの威力底上げによる苦手ポケモンの突破が見込めるようになった。
旧来のように環境の中心とは呼べなくなっているものの、依然として高い対面性能を活かした活躍が望めると言える。

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