実家から遠くはなれ、主人公・伊織は伊豆にある大学へと進学。そこは海に囲まれたのどかな風系が広がっている。
彼は親戚のおじさんの家に住むことになっていた。
そこにいるのは同い年の千紗とその姉の奈々華…のはずだったのだがー
「アウト!セーフ!よよいのッ」
そこにいたのは酒を片手に野球拳をする筋骨隆々の全裸の男たち。
見間違えではない。美しい親戚の姉妹とは打って変わり、伊織が最も嫌う男子校のノリそのものだった。
「おじさん!なんで平然としているんですか!?おかしいでしょう!」
伊織は当然ツッコムが…
「うん?いつものことだが」
帰ってきた返答に膝からたおれこむしかなかった。
彼らは伊織の通う大学の先輩であり、伊織がすむことになった海の家を開いているおじさんの家によく通うダイビングサークルの一員であった。
酒好きで、
ダイビングゆえすぐ服を脱ぐ。
「俺は先輩方みたいなノリには絶対に染まりませんからね!」
そんな先輩たちについて行くはずがーーー
◯ ◯
数刻の時間が流れ、本来の住人であるいとこの千紗が帰ってくる。
数年ぶりに会う伊織。
そこで彼女がみたものとはーーー
「なんぼのもんじゃい!何人でこようが俺のパンツはー」
ノリに染まりまくった伊織は戦慄する。
これは違うんだと説明すべく千紗の肩にふれるが…、彼女はそれを払い、汚れた服を処分すべく姉に手渡す。
完全な拒絶だ。
「さようなら、ごみく…虫けら」
千紗は部屋から出て行き、伊織はその後を追いかけようとする。がー
その時にとんでもないことに気づいてしまった。
姉の奈々華が妹である千紗が捨てた服の匂いを堪能している!
奈々華は重度のシスコンだったのだ。
あらゆる衝撃をうけた伊織は明日の講義のため寝ようとする。しかし、
「絶対に遅刻しないから大丈夫だ」
という先輩の言葉を信じ、伊織は酒を飲み続けた。
◯ ◯
眼を覚ます。
ーー学校だ。
二日酔いで気持ち悪いがたしかに学校にいる。
「あいつすごい猛者だ」
「初日から講堂前で酒盛りとは」
まわりは全裸で寝ていた伊織を写真にとっている。
好奇の目というよりも、バカをみるような目。
彼はパンイチで大学で眠っていたのだ。
教室にただよう酒の匂い。
服をまとわず出席をする伊織。
「なにやってんだか…」
おなじ教室にいる千紗は呆れ果てる。
しかし、
「では始めるぞー」
講師の反応は完全スルーであった。
おわり
ここからは第2話の前半
服がなく、大学で寝たため家への帰り方もわからない伊織。
唯一の救いは千紗が同じ教室にいること。
当然千紗は初日から酒盛りをした彼と親戚だということは周りにはしられたくはないと思っている。そこで伊織がとった行動はーー
「お前のきているものをくれないか」
千紗はこの言葉を聞き、警備員の近くで泣き真似をはじめる。
「わかった。脱ぐ…脱ぐから…お願いします、家のことは誰にも言わないでください」
はたからみるとものすごくやばい絵面。
当然伊織は警備員に追いかけられることとなるのは言うまでもない。
はたして、彼の運命は…
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ーおしまいー
彼は親戚のおじさんの家に住むことになっていた。
そこにいるのは同い年の千紗とその姉の奈々華…のはずだったのだがー
「アウト!セーフ!よよいのッ」
そこにいたのは酒を片手に野球拳をする筋骨隆々の全裸の男たち。
見間違えではない。美しい親戚の姉妹とは打って変わり、伊織が最も嫌う男子校のノリそのものだった。
「おじさん!なんで平然としているんですか!?おかしいでしょう!」
伊織は当然ツッコムが…
「うん?いつものことだが」
帰ってきた返答に膝からたおれこむしかなかった。
彼らは伊織の通う大学の先輩であり、伊織がすむことになった海の家を開いているおじさんの家によく通うダイビングサークルの一員であった。
酒好きで、
ダイビングゆえすぐ服を脱ぐ。
「俺は先輩方みたいなノリには絶対に染まりませんからね!」
そんな先輩たちについて行くはずがーーー
◯ ◯
数刻の時間が流れ、本来の住人であるいとこの千紗が帰ってくる。
数年ぶりに会う伊織。
そこで彼女がみたものとはーーー
「なんぼのもんじゃい!何人でこようが俺のパンツはー」
ノリに染まりまくった伊織は戦慄する。
これは違うんだと説明すべく千紗の肩にふれるが…、彼女はそれを払い、汚れた服を処分すべく姉に手渡す。
完全な拒絶だ。
「さようなら、ごみく…虫けら」
千紗は部屋から出て行き、伊織はその後を追いかけようとする。がー
その時にとんでもないことに気づいてしまった。
姉の奈々華が妹である千紗が捨てた服の匂いを堪能している!
奈々華は重度のシスコンだったのだ。
あらゆる衝撃をうけた伊織は明日の講義のため寝ようとする。しかし、
「絶対に遅刻しないから大丈夫だ」
という先輩の言葉を信じ、伊織は酒を飲み続けた。
◯ ◯
眼を覚ます。
ーー学校だ。
二日酔いで気持ち悪いがたしかに学校にいる。
「あいつすごい猛者だ」
「初日から講堂前で酒盛りとは」
まわりは全裸で寝ていた伊織を写真にとっている。
好奇の目というよりも、バカをみるような目。
彼はパンイチで大学で眠っていたのだ。
教室にただよう酒の匂い。
服をまとわず出席をする伊織。
「なにやってんだか…」
おなじ教室にいる千紗は呆れ果てる。
しかし、
「では始めるぞー」
講師の反応は完全スルーであった。
おわり
ここからは第2話の前半
服がなく、大学で寝たため家への帰り方もわからない伊織。
唯一の救いは千紗が同じ教室にいること。
当然千紗は初日から酒盛りをした彼と親戚だということは周りにはしられたくはないと思っている。そこで伊織がとった行動はーー
「お前のきているものをくれないか」
千紗はこの言葉を聞き、警備員の近くで泣き真似をはじめる。
「わかった。脱ぐ…脱ぐから…お願いします、家のことは誰にも言わないでください」
はたからみるとものすごくやばい絵面。
当然伊織は警備員に追いかけられることとなるのは言うまでもない。
はたして、彼の運命は…
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ーおしまいー
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