浦島太郎を十行で説明する

 昔の人物、浦島太郎は子共にいじめを受けていた亀を助け、お礼の一環として竜宮城へと連れられた。
 そこはとても楽しい場所で、浦島太郎は帰ることを忘れ長期間楽しんだ。何年もー、何年も―。それほど楽しい場所だったのだ。
 それでも浦島太郎は帰宅することを決断し、その帰り際、姫から玉手箱を渡される。

 「決してその箱をあけてはなりませんよ」
 「あい」(絶対あけたろ)

 こうして浦島太郎は帰宅した。-が、そこは住んでいた村ながらも時間がながれ、見覚えのない風景が広がっていた。
 そこで唯一、手元に残っていた玉手箱をあけると…、老人と化した。村のように…

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